なんとか天気が持ちそうなので、釣に行くことにした。
いつもの沢へ行く。着いてみると、昨日の雨で水量が適度に増えてで絶好のコンディション。
案の定、ポツポツアタリがあり、小さいのはリリースして、20cm程度のヤマメを3尾キープ。
休み休み、のんびりと、遡行。「屋久島です」ってな感じである。
今日は、万一水没してもいいように、一番安いコンデジを持っていったが、緑が蛍光マーカーみたいで調子が悪い。
ボチボチ上がろうかという頃、25cmぐらいのイワナが釣れた。写真を撮ったらビンボケだったので、もう一枚キッチリ撮ろうとしたら・・・跳ねて逃げられた。
帰るには少し早かったので、汗もかいたことだし、厚木インターの手前から寄り道して七沢温泉に行ってみることにした。日向薬師から降りたところに温泉があるというのは知っていたが、初めて行く温泉なので、何の予備知識も無い。
とりあえず、道に大きく「天然温泉、波動風呂」という看板の出ている××荘に行ってみた。大きな旅館だが駐車場は立ち寄り入浴と見られる車が沢山停まっており、あまり風情がある感じではない。そもそも、ヤマトじゃあるまいし、風呂に「波動」はなかろう。
先にもいくつか旅館がありそうなので、さらに進むと△△荘「庭園露天風呂」という看板があった。そこに入ろうかと思ったが、その脇にもう一軒、目立つ看板のない、なかなか風情のある〇〇荘という旅館があった。「立ち寄り入浴」とも書かれてはいなかったが、尋ねてみるとOKとのこと。
宿の風情が落ち着いていることから期待したとおり、風呂は小さいながら洗い場、浴槽ともヒノキで大変よろしい。湯船は珍しくヒノキに漆塗りらしい。内湯であるが、ガラス張りの外は杉の林が見えて趣がある。(私はくだらない露天風呂より、風情のある内湯を好む) 温泉は、低温鉱泉の沸かし湯であるが、温めでアタリが柔らい。おそらく石膏泉であろう、「お肌ツルツル」である。
湯から上がり、火照りを冷ますべく、外に開け放たれたフロントでアイスコーヒーを飲みながら暫しボーっとする。外は雨が降ってきて、霞む緑としっとりした空気がこのうえなく心地よかった。
七沢温泉、あなどるべからず・・・。(カメラは車に残して行ったので、写真は無いです)